2009年11月30日月曜日

自然生の土のはなし どうやったら肥料なしで野菜が育つ土ができるか

「肥料なしで育つ土はどんな土か」ってずっと調べてきたけど、その土を作るのは難しい。自分が知らないだけかもしれない。

福岡正信さんの自然農法の本にもあるように、クローバーとかいろんな緑肥で土作りも4年半くらいやってるけど、環境がちがうところはそのままやっても難しい。

基本的には野菜が育つ土を探すのが早い。松やユーカリのある土はあんまり育ちがよくない。広葉樹で落ち葉の量が多いものとか、倒れた木が腐りやすいものとか、土ができやすい。


ハワイの場合はオヒアとか、グアバの木の下の土は黒くてさらさらで森の土のにおいで、そこの土を客土に使うと野菜の生長もいい。大きな木も完全に腐っていい土になってるのがあったけど、自分がここで農業はじめる前から倒れてたようだった。よくレイにもつかわれるククイナッツの木だとおもう。
オヒアの木はハードウッドで腐りにくいから、手間がかかる。

りんごの木村さんの本にもあったけど、土に穴を掘って10センチごとに温度をしらべて、冷たい層を見つけるのが自然栽培の最初にすること。何回かやったけど、どこも冷たい層がみつからない。肥料やらないからあたりまえか。

でも耕したり、客土したりしてるから、肥毒があったら、出てきそうな気もするけど。基本的に赤粘土が強い土で腐植が少ないところだからだけかもしれない。


とにかく、畑になってるところには木を植えてってやってられないから、1年生のものか多年生でも腐植の増えやすいものにするのがいいが、なにがいいか難しい。

福岡さんのいってる緑肥も試したし、木村さんのオート麦と大豆もやってみたが、その辺に雑草で生えているものが一番強い。

それで橋爪 健 の「緑肥を使いこなす」の緑肥の本見たら、やっぱりあった。この辺はギニアグラスや得れファンとグラスが雑草のキングみたいにどこでもあるが、寒いところはWinter Killで冬にかれる。

ハワイで枯れないものでも、里山スタイルで手入れされるところとかトラクターが入るところはギニアグラスも抑えられる。羊や牛ならギニアグラスは栄養がいいから、食べ続けて枯らしてしまう。腐植も増えるらしい。

ギニアグラスがおおいとただ手間がおおいから、あんまり誰も近寄りたくない。

ファームの道路沿いにギニアグラスが勝手に生えたところがあるけど、成長が早いし、何回も下刈りしてる。一度掘り起こしたときはシャベルじゃ無理だった。バックホーででっかい根のかたまりを掘りあげたのを覚えてるから、なにかギニアグラスにはフレンドリーな気持ちがしない。

マメ科もデスモディウムっていう雑草が勝手に生えるが、これも勝手に伸びていく。でも一度根を追っかけて掘っていったことがあるが、根が2メートル近く入ってた。これには驚いて、畑のあちこちに野菜と混植したら、やっぱり手間が必要いじょうに増えてしまった。

だいぶどうやって土をよくするかのシステムはできてきたけど、もうすこしrefineしてやりやすい形にしないと手間がかかりすぎるのが問題です。

でもやっぱり雑草のほうがいい土ができやすい。
ギニアグラスは厄介者でも、扱い方ではすごく役に立つ。
ソルガムは扱いやすいけど、ちょっとシャイかな。

ソルガム(もろこし)でほうきを作る



今年は土をよくするためにソルガム(ほうきもろこし?)を植えた。いがいと簡単に伸びて、種になって、そのままになっていたけど、よく穂の先の部分を見ていると、丈夫でほうきにするといいかもしれないって思い出した。



ソルガムの根がどれくらい深く広く入るか調べたいけど、毎日雨が多くて土が完全にSaturatedの状態だから、すこし乾燥してから。

2009年11月15日日曜日

冬茶のこと

ホノカアももう冬。ストームが雨をよく降らせます。
冬茶の摘採はじまりました。茶の花もよく開いて、ミツバチもあちこち一緒に茶園をまわってます。

日本では春がいいお茶で、秋や冬の茶は下級茶って一般に思われてるようですが、煎茶メインの日本茶ではそうなってもしかたないのかも。夏はムシムシして暑いし、冬は寒いし。

でも面白い地方バンチャのことかいてありました。ちなみにバンチャは煎茶の下級品の意味じゃなくて、地方に古くからある製茶方法。 高知の碁石茶とか、熊本の青柳茶(釜炒り)とか、島根の天日干し茶とかいろいろあるが、だれがこの製茶のしかたは煎茶よりよくないと決めたのか。

秋の終わりから冬にかけて、茶の花が咲くころに摘採して、乾燥、製茶する。天日干しでも、釜炒りでもできるけど、茶の中に花が混じっているのが、いいお茶のサインらしい。秋のお茶は茶が実をつける前で、一年の栄養がある葉を使うので、ほかの時期と比べていいものができる。

玄米茶の白いパフのはいっているのは、炒り玄米の味と香りだけじゃなくて、茶の花のはいっている上等の冬の茶に見えるように入れたという話もある。

マウナケアティーでも茶の花入りの冬茶を何年か試しているが、今年で3年目形になってきた。花と葉では水分量が違うので、乾き方が違うから、丁寧に手間をかけてやればよいものもできるし、まとめていい加減にやれば一般に言う番茶のようなものもできてしまう。

それでマウナケアティーでは花入りの冬茶を丁寧な方法でやってる。つまり花と葉を別に乾燥して、ブレンド。おもしろい冬茶ができた。

2009年11月13日金曜日

ピーマン その3

ピーマンの常温保存でまたおもしろいことがあった。
収穫してからそのままおいておくと、グリーンから赤に変わっていくものと、溶けてどろどろになるものがある。

3年くらい無肥料のガーデンだけど、何年かまえに鶏糞置き場だった。それがまだのこっているのか、ときどき溶けてしまうものがある。

ピーマンの木になっているものはグリーンから、赤にかわって落ちる。肥料栽培のものはどれくらいのパーセンティジで色が変わるか、溶けるのか。

2009年10月21日水曜日

ピーマン その2

2weeksでだいぶピーマンもやわらかくなった。やっぱり自然栽培でも乾燥はする。

2009年10月18日日曜日

ピーマンの常温保存

ピーマンとかゴーヤがmy favorite。ちょっと苦いくらいがいい。でも自然栽培のものは店で売ってるようなシャープな苦さがない。ゴーヤもピーマンも野菜としてハーモニーがある苦さっていうか、おいしい苦さ。

これは以前、肥料栽培したときにはこのシャープな苦さがあったけど、種と土が慣れたからかな。今年のものは植えた場所も肥料一回も入れてないところ。

今年はピーマンがよくなってる。10月になって、さらに調子がよくなった。9月終わりの1週間くらいのいい天気がよかったみたいです。

株自体はすごく小さいけど、実がコンスタントになっている。3月くらいに植えた苗で、成長はおそいけど、大きくなって実がなりだすと、衰えない。薄皮の日本ピーマンタイプ。
これは常にキッチンカウンターで常温保存してて、変化がない。そのほうが本当はいいのかも。いつもは店で売ってるものは冷蔵保存してるけど、よく1-2週間くらいでどろどろが出てくる。肥料栽培のあれ。

日本ピーマン以外にもイタリアン・スイートペパーも今年は植えた。これはチキントラクターのあとに植えた。チキントラクター開墾の場所だから、あんまり期待してないけど、結果しだいでいい経験になる。
こちらも株は20本程度だけど、生育がおそい。鶏も4羽で草ぼうぼうに囲いして、ほうっておくだけ。そのあと1ヶ月ほどほうっておいて、植え付け。

このイタリアンペパーも常温保存で、ほとんどもんだいない。
どちらのピーマンも1週間くらいで食べるから、変化がわからないけど、しなしなにならないで1週間たっても肌にはりがある。

思えば、今のスーパーは野菜の冷蔵保存が常識になっているけど、昔の八百屋は常温で店の前で売ってたイメージがある。いまほど肥料栽培してなかったから?少し前のほうがもっと肥料入ってたのじゃないか。これもQuestion。

2009年10月16日金曜日

今年のかぼちゃは予想外でした

かぼちゃは鶏糞をすこし置いてあったところから育って出てきたものが、最近キッチンのコーナーで腐って臭いがしてるのがあった。これは鶏糞はいってる土で育ったので、なっとくできるけど、無肥料のもなるのかな。
このかぼちゃは自然農法センターから買った種で”かちわり”。自然農法の人はよく知ってるようだけど、あんまりおいしくない。鶏糞のかぼちゃだったからかもしれない。
無肥料のところにも植えたけど、雑草に負けていつの間にか消えていた。
茶の仕事がメインだからかぼちゃのケアができないんだな。でもかぼちゃはWildに雑草のなかで育つくらいのものがこちらとしてはありがたい。
かちわりは初期成育はよかったが、(種のちからか?)そのあと雨が多くてあんまりよくなかった。

ことしはそれ以外に野口種苗から3年くらい前に買ったかぼちゃの種”日向14号南瓜”がそのまま残っていたのを植えたが、こっちはもうそろそろ収穫ってところでねずみに食われた。10個くらいそれでなくなった。忘れたころにタロイモの横だったから、タロイモ収穫のところでそこまで野生化して50メートルくらいにつるがのびて、根のところは木みたいになってた。
来年も出るかな。つるは90%くらい切ったけど、何本か残しておいた。

実はちょっと若かったけど、畝の準備あったから、切ったつるからの分は全部収穫。10個くらいとれたかな。全部1株から。ねずみに食われた分をたすと、20個くらいになる?
もちろん無肥料。ここの土は黒くていい森のにおい。オヒアの木の下を斜面を降りてきたところで、落ち葉がたまるところ。自然にいい土ができる条件。そこに種をおろしただけ。

2月くらいに植えたかな。最初は生育が悪かったけど、雑草ばっかり伸びて。 6月くらいから急に暴れだした。

若い実はちょっとまだ味があんまりないけど、粘質のいいテクスチャはもうあった。

無肥料と有機の比較がいるな

収穫の秋で、いろいろ収穫したが肥毒がのこってるのかわかりにくい。常温でカウンタートップにおいたままのかぼちゃ、ピーマン、サツマイモ、タロイモ、どれもわかりにくい。

比較するものが必要。無肥料と有機肥料で同じもの育ててみて、比較してみたらよくわかるかもしれない。

2009年9月4日金曜日

軟らかい土と硬い土

最近足もとの感触がよく気づく。
歩いていて硬い土、軟らかい土がいろんな時にある。そこの育っている植物の成長がいいか悪いかは別の話だけど、土のかたまり方も足の裏で感じるようになってきた。
木のくずや落ち葉がメインの炭素比の多い土のほうが牧草の茂っているところよりやわらかい。牧草のような草は炭素比が少ないのか。太いと細い枝がたくさんほうってあるところの土がなぜかしら軟らかい。草が生えないでも、やわらかい。草が柔らかくしてるのじゃないのか。
いろいろ疑問がおおい。

2009年8月22日土曜日

日本茶って何?

日本茶って何? とても不思議なことばです。

日本では日本で作ってるお茶は全部日本茶にはいるけど、ハワイで作っていて、よく「日本茶つくっているんですか?」はちょっと違うと思うけど。

「日本茶=煎茶」の意味で使うのが多いみたいけど、その意味でもちょっと違うか。
「日本茶=お茶」で日本以外のお茶は茶外茶と思う人もいるみたいです。日本人が中国のあっさりのお茶を飲むと、お茶の味がしないを言う人がいるし、反対に中国人のあっさりをよく飲む人が、煎茶の濃いのをのむと渋くて苦くて、お茶の味がしないを言う。面白いお茶の世界です。

毎日よくお茶を普通に飲む人はとくに思い込みがひどい。いいお茶、悪いお茶を毎日の慣れで決めるだけじゃなくて、本当のお茶の香りをその土地の土のことから、気候のこと、作る人と文化のこととか考えると、日本だけでも日本茶だけでまとめないと思う。

こんなことをいってるけど、「おいしい日本茶はどれですか」を言われたら、はっきりとどこのお茶はおいしいですと言う自信が最近ある。

2009年8月21日金曜日

自然生 じねんばえ

少し前に本で読んで、記憶に残った。自然生と書いてジネンバエと読むらしい。前は九州の山の中でふつうによくあったらしいが、今年九州に行って聞いたらだれも知らなかった。
この名前を知らないだけかもしれない。

話のないようでは似たようなことを言ってた気がする。肥料はなしで自然にある落ち葉と枯れ草だけ。

無から有を作る世界。


木村秋則さんのりんごのはなしに似てる気もするが。

プロフェッショナル 仕事の流儀

リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)

ブログのタイトルも変えた。せっかくだから。こっちのほうが合ってると思うな。

いくらトロピカルでも夏野菜を冬に育てるのは難しい

いくらトロピカルでも夏野菜は暑いときがいい。
豆を去年の12と1月にいっぱ植えたけど、温度と日照時間がよくなかったか、生育が悪かった。

春に植えたものは、すごく勢いよくそだってる。とくにカウピーは元気すぎ。大豆みたいにつるがないと思って、密に植えたけど場所がなくて茶の木を上っている。ほうっておこうと思ってたけど、雑草よりも世話が’いる。

豆がなって枯れて茶色になるまでおいてから収穫しようと思ってたけど、その前に誰かに食べられてた。野生のヒマラヤキジか、野鼠かだと思うが。あのキジは近いうちに焼き鳥にして食べるのがいいようだ。えさを与えてほうっておくのも残念だし。

とにかく、カウピーもインゲン豆も夏がよく育つ。でも気温は15-25度の間で、そんなには暑くないけど。
きゅうりは見事に雑草の中に消えた。ピーマンはよくなっってるけど、成長が遅い。涼しすぎるのか。

かぼちゃが10個くらいあちこちに転がってるが、3つは中から食べられてる。野鼠らしい。勝手に育って、勝手に実がなった分だから、それほどショックじゃないけど、せっかくできたものは全部なくなる前に収穫すべきだ。

2009年6月7日日曜日

サツマイモ

ハワイのようなトロピカルなところはサツマイモが枯れることがない。枯れないから育ち続ける。雑草みたいになることもあるけど、場所をよく選べば大丈夫。時々花も咲くけど、芋もよくとれる。

芋を掘った後のツルをあちこちに放っておいたら、半年位してそこに芋ができていた、というのがパターン。思い出したときにこの芋を掘りに行く。

いものサイズも小さいものばかりじゃない。大人の腕より大きいものもいくつもある。肥料もいらないのもいい。逆に肥料がないほうが雑草ばかり育たないでいいようだ。自然栽培とはいわないのかも。雑草と同じ状態だから。

とにかくサツマイモをエディブルランドスケープとして庭の芝生の変わりに使い始めたら、早く一面を覆いつくしたし、雑草もほとんどなくなった。紫いものほうは、ぎざぎざして葉も見た目がいい。最近は芋が取れすぎだから、そのままになっている。非常食には困らない自身はある。

ツルが多すぎて、堆肥をつくろうと山にしておいたら、そこも芋畑になっていた。芋がとれるだけ、うれしい雑草だけど、サツマイモで一面おおわれる日もくるのだろうか。

生えすぎたら、羊が喜んでたべた。草よりも好んでたべている。処理は意外と簡単かも。

2009年5月17日日曜日

自然農法での雑草対策で雑草の性質を知ることからはじめる

ここはオヒア(or オヒア・レフア、 ohia-lehua)の林と牧草地が基本的な植物の構成。その中にストロベリーグァバ(Guava)がジャングルのように生い茂っていたが、それは取り除いた。

草といっても、いろいろと種類があるが、熱帯地方だけあって、冬に草が枯れないから、年中残っている。日本やアメリカ本土の栽培方法で、いろんなカバークロップや緑肥で雑草を防ぐ方法があるが、カバークロップが雑草になることもある。

ギニアグラスなんかそのいい例。雑草化して、10ftくらいの高さにまでなる。株が太くなって、手では抜けなくなる。ほかにも、草では多年生の背の高い草はその性質がある。

自然に雑草を除去し、その土のみを利用して栽培する。理想的にはそうだけど、雨と太陽がバランスよく降り注ぐこの地域は雑草とのやりとりで頭が悩まされる。

雑草の生育、ニッチ(niche)を理解することから、自然除草を始める。


福岡正信氏は、「植物を愛するがため、雑草を憎む。それを保護しようとして、雑草を除去する。」というように、考え方から間違っていると指摘する。 そこで、自然の力を利用した、自然除草にクローバーの利用などが有名だが、そのほかにもいろいろな要素をみると粘土団子がいいという。

粘土団子もいいが、できるだけあるものでやろうとはじめ、赤粘土がないので、そのほかの方法を試した。

雑草にもいろいろ種類があって、土を裸の状態ではじめると、土の状態に応じて生える雑草が大体決まっている。 その中でも土を肥やす雑草の利用と、その他の雑草の対策方法で、自然除草の大部分は体系づいてきた。

どの雑草も太陽の光と水と土がないと存在できない。 岡田茂吉自然農法の原理でいうと光(火素)、水(水素)、土(土素)で植物は育つから、雑草をみていると、どんなにあれた土地でもこれだけあれば育つ。 

雑草の種類にも、上に伸びるもの、横に這うもの、地中をくぐるもの、他のものに巻きついて上に伸びるもの、株元から他の植物に覆いかぶさるものといろいろある。 また、土の性質の違い(pH、肥沃度、硬度)などでも生育の状況も違う。 こういった要素を照らし合わせて、それぞれの雑草の性質を把握して、対処するのがいい。

タンポポやそれに似た綿のような風に飛ぶ種をもつものは、裸の土地によく生える。 1年生の雑草なので、これは放っておけばそのうちいなくなる。 気になるなら、それより早く育つものを植えればいい。 ソバなど初期成長のはやいものなら、多くの雑草を抑えることもできる。

動物で管理する方法

有機栽培ではいろいろとルールがあって、難しいことがおおいが、羊や鶏などの動物を組み合わせることで雑草はある程度管理できる。ギニアグラスは下刈りを続ければそのうち枯れるが、その頻度の多さと期間が長さが難しい。でも、羊を組み込むことで、管理が楽になる。

羊は、牧草地の広さを制限すると、どんどん下へと草を食べて、地面すれすれまで食べ続ける。この性質を組み合わせることで、収穫後のフィールドの管理や栽培中のフィールドの雑草よけもできる。マメ科の植物は羊もこのんで食べるので避けるのがいい。

アブラナ科は見向きもしなかったが、ときどき植物ごと引き抜くこともあるのが面倒。

羊をいれると周りの雑草対策は楽になるが、土がやせて硬くなる。草ばっかりで硬い根がはらない。その上を乱暴に歩き回る。そこに違う何かの種をまくのがいいかな。

2009年5月12日火曜日

ポロルバレー Pololu Valley のビーチ



休みのあいた時間で、Hawi(ハヴィ)からさらに北へ行った、道路の終わりのところにあるPololu Valley (ポロルバレー)のビーチまで行ってきた。

パーキングからビーチまでは急なジグザグのトレイルを20分くらい下っていったところで、ワイピオバレーよりはアクセシビリティはいいかもしれない。 

ここもワイピオと同じくブラックサンドビーチ。最近はブラックサンドよりもホワイトサンドのほうが、いいとおもうようになってきた。ワイピオばっかりいってるからかな。

ビーチは風が強く、曇ってて、波も荒い。 コージは1歳半くらいでビーチが大好きだけど、さすがにここの波にノックダウンされて、怖いらしい。 泣き出して、私の手を引っ張って波から離れようとしていた。

春の日野菜カブとカウピー

ハワイとはいってもホノカアの上では冬らしいものがある。 寒いときは10℃以下にもなる。
そこで冬にいろいろと植えたけど、ナメクジに食べられたり、毎日の雨で溶けたり(おそらく根腐れから)、そのなかでも丈夫なものは元気にどんどん成長していく。



日野菜カブにも春が来た。春はアブラナ科はよく花芽が伸びて、菜の花がよく咲くのが、日本の光景で覚えているが、冬植えのカブは今ようやく収穫にいい時期。大きくなりすぎる前に、ちょっと若いと思うくらいでハーベストするのがいい。葉とカブ根を一緒に浅漬けにして食べる。

ホノカアではカブやアブラナ科野菜は一年中育てられる。カブ、大根、葉野菜は年中通して、よく育つ。

カブの後ろはカウピーが植えてあったが、冬の寒さと雨でだいぶ朽ち果てた。その中の生き残りはつるが延びてきた。

カウピーは福岡正信さんの自然農法で土づくりにいいってことが書いてあったが、夏の暑さに強いが冬の寒いときとか、涼しい夏のホノカアあたりでは、難しいのかも。

とりあえず、4種類のカウピーをトライしてるけど、そのなかでここの気候にあうものがあれば、それを自然栽培用にカバークロップか乾燥緑肥用(花が咲くときじゃなくて、枯れてからすきこみ)にするのがいいかもしれない。

2009年5月4日月曜日

地球温暖化の現在、石油資源の利用、なんで変わらない?

地球温暖化だけに限らず、食料不足でもなんでも、それが自分に起こらないと、人は変化しないんだろうか。 金銭的なところも多い。 大部分は経済的に自分のすること以外に余裕がないからできない人も多い。 

経済的に余裕がなくてもできるところもある。少しずつだけど。 意識して環境によいものを消費者として買いもとめることもできる。 それなのに、車の排気ガスがよくないってわかってても運転し続けるし、なんで変われないか。バイオディーゼルが少しベターでも、結局は排気ガスを出してるし、ディーゼルも入ってる。

わかりやすい解説が「Crude Awakening」にあった。(クルードな目覚め? クルードは雑な、とか生でそのままって意味があるが、原油って意味もある。)
なぜ石油中毒がやめられないか。簡単に言えば、石油1ガロン分を払ってできることが、人間にはそんな賃金では通用しないから。 

正確な数値はわすれたが、車1台1ガロン入れると、3ドルで4-5人30マイルくらいは行けるだろう。 これを人力車とか自転車についた荷車に4-5人乗せて、30マイル引かせて、3ドル払うっていったら、誰がやるだろうか。

同じようなことが食べ物にもいえる。 カリフォルニアからニューヨークまで、野菜を送っているトラックも安いから成り立つ。 実際に栽培しやすいものは地域によって違う。それが産地銘柄になる。 

日本でも茶の産地、みかんの産地、魚の産地といろいろある。これが昔は遠いところのものは高いのが常識だったが、今では反対で産地でできるものが安くなる。作りやすいから。

急に変わるのは難しいから、すこしづつでも変化できたら、少しずつよくなっていく。 政治や社会の仕組みが変わって、もっと環境にいい生き方ができるようになるには、まだまだ努力が必要。 大企業や利益を優先する政策がこういう事実をうまくごまかすから。

2009年4月24日金曜日

マウナケアの観測所からの本当の山頂まで



マウナケアの山頂にはよく山頂星空観測ツアーのヴァンで天体観測所のすばる望遠鏡とかよく知られているけど、マウナケアの本当の山頂はまたすこし別のところ。
ツアーでいくと天体観測所のほうがメインで行くけど、自分でスケジュールしていくともっとフリーにExploreできる。

マウナケアの山頂はオブザバトリーから少し登ったところだけど、空気がSo thinで、寒いから、上るのも結構スロー。 写真のトレリスみたいなStructureがてっぺんにある。



観測所からは、また別のピークも見える。こちらはポリアフ(だったかな?)。ペレが火なら、ポリアフは雪。マウナケアはポリアフの統治下で、溶岩も流れないように冷えている。
ポリアフもショートハイクで山頂まで行ける。


ポリアフ山頂からの景色。

ワイピオバレーでヒイラベの滝までのぼっていくトレイル

以前地元のハイキングガイドをやってたときに教えてもらったトレイルで、ワイピオバレーの中からずっと1時間くらいヒイラベの川に沿ってのぼっていくトレイルがある。ローカルの人は知ってる人も多い。名前はしらない。最近はガイドブックにもあるらしい。

とにかく、このトレイルは崖沿いを行くところもあるので、何度も川を渡らないといけない。そこで知り合いだけでいくときはだいたい草履でいく。前回一人足の裏を切ってから、草履で行くのをすすめるのはやめたけど、靴はぬれて逆にBlisterでいたくなったりするから、ローカルはあんまりつかわない。



うえのPhotoは車で坂を下りてきて、最初に川を渡るところから撮ったもの。

結構深いところもある。水が多いときは胸あたりまでくるが、流れがゆっくりなので特に流される問題ない。冷たいだけ。
 

滝のすぐ下まで来ると、Noon以外は日が当たらないからちょっと寒くなる。そこのプールは深いので私は泳がないが、泳ぐ人は滝の裏まで泳いでいく。





この滝のところまで行く人は時間と雨には気をつけてください。山のうえのほうで雨が降ってると、急に水かさがふえるときがあるので。あとトレイルも原始的でわかりにくいし、歩きにくいし、岩の上とかもあるので、できるだけ早めに出発。余裕をもって朝はじめるのがいいです。

一番最近は、Babyが2ヶ月のときに背中に背負っていってきたけど、2倍くらいの時間がかかったし、川の深いところをわたるのも、大変だった。

できればすくなくとも2-3人くらいのチームで行くといい。Good Luck

マクドナルドが腐るまで - フレンチフライとその実態 映画「スーパーサイズ ミー」(Supersize Me)

映画「スーパーサイズ ミー」(Supersize Me)のなかに映画のおまけとしてハンバーガーやポテトが腐る過程を実験的に観察しているものがあった。

この映像は一見の価値あり。マクドナルドが土になるまで、は行かないがその一部の腐敗過程が垣間見れる。



数週間にわたって容器の中で観察。
特にカビ類やきのこ類に興味がある最近は、バーガーにカビが生え、どうやって土にもどるのか面白い。
結局は農民なんだから、別にいい。土を肥やすものに興味がでるのはしかたないんだ。

でも、このなかでも、ポテトが何週間たっても腐らないのには驚く。普通のフライドポテトなら数日でカビがはえてるのに、マクドナルドのは何週間たっても変化すらない。
実際にやってみなければ。

ちょっと考えてみると、このフレンチフライを食べておなかの中でなにが起こっているのか。
腐らないってことは消化できないんじゃ。
人間の腸の中だって、結局は菌類がいっぱいで、その菌類が食物を分解して、もっと単純化した分子が吸収されてるはず。その食物が分解されないってことは、腸の中に残ったフレンチフライの破片は腐敗しているのか。

自分の腹の中ではやりたくないが、どうなるのか関心ある。

ブログサイト変更しました

新しいサイトをひとつにまとめるのに、ブログをこちらに変更しました。
日本語ぜんぜん使わないから忘れているから、ブログでやってたらすこしはbetterかな。
よろしく

ひつじで茶園の雑草管理

今年茶園にひつじを放し飼いにしました。雑草、特に牧草が多くて、それをひつじに食べさせるという考えです。 羊の餌代と除草の人件費を合わせて軽減できるということで、10年くらい前に実験的にやりましたが、アメリカの有機栽培(USDAオーガニック)では放し飼いはできないということで諦めて...