2009年11月15日日曜日

冬茶のこと

ホノカアももう冬。ストームが雨をよく降らせます。
冬茶の摘採はじまりました。茶の花もよく開いて、ミツバチもあちこち一緒に茶園をまわってます。

日本では春がいいお茶で、秋や冬の茶は下級茶って一般に思われてるようですが、煎茶メインの日本茶ではそうなってもしかたないのかも。夏はムシムシして暑いし、冬は寒いし。

でも面白い地方バンチャのことかいてありました。ちなみにバンチャは煎茶の下級品の意味じゃなくて、地方に古くからある製茶方法。 高知の碁石茶とか、熊本の青柳茶(釜炒り)とか、島根の天日干し茶とかいろいろあるが、だれがこの製茶のしかたは煎茶よりよくないと決めたのか。

秋の終わりから冬にかけて、茶の花が咲くころに摘採して、乾燥、製茶する。天日干しでも、釜炒りでもできるけど、茶の中に花が混じっているのが、いいお茶のサインらしい。秋のお茶は茶が実をつける前で、一年の栄養がある葉を使うので、ほかの時期と比べていいものができる。

玄米茶の白いパフのはいっているのは、炒り玄米の味と香りだけじゃなくて、茶の花のはいっている上等の冬の茶に見えるように入れたという話もある。

マウナケアティーでも茶の花入りの冬茶を何年か試しているが、今年で3年目形になってきた。花と葉では水分量が違うので、乾き方が違うから、丁寧に手間をかけてやればよいものもできるし、まとめていい加減にやれば一般に言う番茶のようなものもできてしまう。

それでマウナケアティーでは花入りの冬茶を丁寧な方法でやってる。つまり花と葉を別に乾燥して、ブレンド。おもしろい冬茶ができた。

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