地球温暖化だけに限らず、食料不足でもなんでも、それが自分に起こらないと、人は変化しないんだろうか。 金銭的なところも多い。 大部分は経済的に自分のすること以外に余裕がないからできない人も多い。
経済的に余裕がなくてもできるところもある。少しずつだけど。 意識して環境によいものを消費者として買いもとめることもできる。 それなのに、車の排気ガスがよくないってわかってても運転し続けるし、なんで変われないか。バイオディーゼルが少しベターでも、結局は排気ガスを出してるし、ディーゼルも入ってる。
わかりやすい解説が「Crude Awakening」にあった。(クルードな目覚め? クルードは雑な、とか生でそのままって意味があるが、原油って意味もある。)
なぜ石油中毒がやめられないか。簡単に言えば、石油1ガロン分を払ってできることが、人間にはそんな賃金では通用しないから。
正確な数値はわすれたが、車1台1ガロン入れると、3ドルで4-5人30マイルくらいは行けるだろう。 これを人力車とか自転車についた荷車に4-5人乗せて、30マイル引かせて、3ドル払うっていったら、誰がやるだろうか。
同じようなことが食べ物にもいえる。 カリフォルニアからニューヨークまで、野菜を送っているトラックも安いから成り立つ。 実際に栽培しやすいものは地域によって違う。それが産地銘柄になる。
日本でも茶の産地、みかんの産地、魚の産地といろいろある。これが昔は遠いところのものは高いのが常識だったが、今では反対で産地でできるものが安くなる。作りやすいから。
急に変わるのは難しいから、すこしづつでも変化できたら、少しずつよくなっていく。 政治や社会の仕組みが変わって、もっと環境にいい生き方ができるようになるには、まだまだ努力が必要。 大企業や利益を優先する政策がこういう事実をうまくごまかすから。
自然生(じねんせい)とは自然栽培のような自然環境と他の作物の生態を利用して、農作物を栽培する考え方です。昔から茶園にはコンニャクを栽培していました。効率よりも、自然の質や味を考えて、収量よりも、自然との関わり。いろいろ亜熱帯気候で農業のこと勉強実践しています。
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ひつじで茶園の雑草管理
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