「肥料なしで育つ土はどんな土か」ってずっと調べてきたけど、その土を作るのは難しい。自分が知らないだけかもしれない。
福岡正信さんの自然農法の本にもあるように、クローバーとかいろんな緑肥で土作りも4年半くらいやってるけど、環境がちがうところはそのままやっても難しい。
基本的には野菜が育つ土を探すのが早い。松やユーカリのある土はあんまり育ちがよくない。広葉樹で落ち葉の量が多いものとか、倒れた木が腐りやすいものとか、土ができやすい。
ハワイの場合はオヒアとか、グアバの木の下の土は黒くてさらさらで森の土のにおいで、そこの土を客土に使うと野菜の生長もいい。大きな木も完全に腐っていい土になってるのがあったけど、自分がここで農業はじめる前から倒れてたようだった。よくレイにもつかわれるククイナッツの木だとおもう。
オヒアの木はハードウッドで腐りにくいから、手間がかかる。
りんごの木村さんの本にもあったけど、土に穴を掘って10センチごとに温度をしらべて、冷たい層を見つけるのが自然栽培の最初にすること。何回かやったけど、どこも冷たい層がみつからない。肥料やらないからあたりまえか。
でも耕したり、客土したりしてるから、肥毒があったら、出てきそうな気もするけど。基本的に赤粘土が強い土で腐植が少ないところだからだけかもしれない。
とにかく、畑になってるところには木を植えてってやってられないから、1年生のものか多年生でも腐植の増えやすいものにするのがいいが、なにがいいか難しい。
福岡さんのいってる緑肥も試したし、木村さんのオート麦と大豆もやってみたが、その辺に雑草で生えているものが一番強い。
それで橋爪 健 の「緑肥を使いこなす」の緑肥の本見たら、やっぱりあった。この辺はギニアグラスや得れファンとグラスが雑草のキングみたいにどこでもあるが、寒いところはWinter Killで冬にかれる。
ハワイで枯れないものでも、里山スタイルで手入れされるところとかトラクターが入るところはギニアグラスも抑えられる。羊や牛ならギニアグラスは栄養がいいから、食べ続けて枯らしてしまう。腐植も増えるらしい。
ギニアグラスがおおいとただ手間がおおいから、あんまり誰も近寄りたくない。
ファームの道路沿いにギニアグラスが勝手に生えたところがあるけど、成長が早いし、何回も下刈りしてる。一度掘り起こしたときはシャベルじゃ無理だった。バックホーででっかい根のかたまりを掘りあげたのを覚えてるから、なにかギニアグラスにはフレンドリーな気持ちがしない。
マメ科もデスモディウムっていう雑草が勝手に生えるが、これも勝手に伸びていく。でも一度根を追っかけて掘っていったことがあるが、根が2メートル近く入ってた。これには驚いて、畑のあちこちに野菜と混植したら、やっぱり手間が必要いじょうに増えてしまった。
だいぶどうやって土をよくするかのシステムはできてきたけど、もうすこしrefineしてやりやすい形にしないと手間がかかりすぎるのが問題です。
でもやっぱり雑草のほうがいい土ができやすい。
ギニアグラスは厄介者でも、扱い方ではすごく役に立つ。
ソルガムは扱いやすいけど、ちょっとシャイかな。
自然生(じねんせい)とは自然栽培のような自然環境と他の作物の生態を利用して、農作物を栽培する考え方です。昔から茶園にはコンニャクを栽培していました。効率よりも、自然の質や味を考えて、収量よりも、自然との関わり。いろいろ亜熱帯気候で農業のこと勉強実践しています。
2009年11月30日月曜日
ソルガム(もろこし)でほうきを作る
2009年11月15日日曜日
冬茶のこと
ホノカアももう冬。ストームが雨をよく降らせます。
冬茶の摘採はじまりました。茶の花もよく開いて、ミツバチもあちこち一緒に茶園をまわってます。
日本では春がいいお茶で、秋や冬の茶は下級茶って一般に思われてるようですが、煎茶メインの日本茶ではそうなってもしかたないのかも。夏はムシムシして暑いし、冬は寒いし。
でも面白い地方バンチャのことかいてありました。ちなみにバンチャは煎茶の下級品の意味じゃなくて、地方に古くからある製茶方法。 高知の碁石茶とか、熊本の青柳茶(釜炒り)とか、島根の天日干し茶とかいろいろあるが、だれがこの製茶のしかたは煎茶よりよくないと決めたのか。
秋の終わりから冬にかけて、茶の花が咲くころに摘採して、乾燥、製茶する。天日干しでも、釜炒りでもできるけど、茶の中に花が混じっているのが、いいお茶のサインらしい。秋のお茶は茶が実をつける前で、一年の栄養がある葉を使うので、ほかの時期と比べていいものができる。
玄米茶の白いパフのはいっているのは、炒り玄米の味と香りだけじゃなくて、茶の花のはいっている上等の冬の茶に見えるように入れたという話もある。
マウナケアティーでも茶の花入りの冬茶を何年か試しているが、今年で3年目形になってきた。花と葉では水分量が違うので、乾き方が違うから、丁寧に手間をかけてやればよいものもできるし、まとめていい加減にやれば一般に言う番茶のようなものもできてしまう。
それでマウナケアティーでは花入りの冬茶を丁寧な方法でやってる。つまり花と葉を別に乾燥して、ブレンド。おもしろい冬茶ができた。
冬茶の摘採はじまりました。茶の花もよく開いて、ミツバチもあちこち一緒に茶園をまわってます。
日本では春がいいお茶で、秋や冬の茶は下級茶って一般に思われてるようですが、煎茶メインの日本茶ではそうなってもしかたないのかも。夏はムシムシして暑いし、冬は寒いし。
でも面白い地方バンチャのことかいてありました。ちなみにバンチャは煎茶の下級品の意味じゃなくて、地方に古くからある製茶方法。 高知の碁石茶とか、熊本の青柳茶(釜炒り)とか、島根の天日干し茶とかいろいろあるが、だれがこの製茶のしかたは煎茶よりよくないと決めたのか。
秋の終わりから冬にかけて、茶の花が咲くころに摘採して、乾燥、製茶する。天日干しでも、釜炒りでもできるけど、茶の中に花が混じっているのが、いいお茶のサインらしい。秋のお茶は茶が実をつける前で、一年の栄養がある葉を使うので、ほかの時期と比べていいものができる。
玄米茶の白いパフのはいっているのは、炒り玄米の味と香りだけじゃなくて、茶の花のはいっている上等の冬の茶に見えるように入れたという話もある。
マウナケアティーでも茶の花入りの冬茶を何年か試しているが、今年で3年目形になってきた。花と葉では水分量が違うので、乾き方が違うから、丁寧に手間をかけてやればよいものもできるし、まとめていい加減にやれば一般に言う番茶のようなものもできてしまう。
それでマウナケアティーでは花入りの冬茶を丁寧な方法でやってる。つまり花と葉を別に乾燥して、ブレンド。おもしろい冬茶ができた。
2009年11月13日金曜日
ピーマン その3
ピーマンの常温保存でまたおもしろいことがあった。
収穫してからそのままおいておくと、グリーンから赤に変わっていくものと、溶けてどろどろになるものがある。
3年くらい無肥料のガーデンだけど、何年かまえに鶏糞置き場だった。それがまだのこっているのか、ときどき溶けてしまうものがある。
ピーマンの木になっているものはグリーンから、赤にかわって落ちる。肥料栽培のものはどれくらいのパーセンティジで色が変わるか、溶けるのか。
収穫してからそのままおいておくと、グリーンから赤に変わっていくものと、溶けてどろどろになるものがある。
3年くらい無肥料のガーデンだけど、何年かまえに鶏糞置き場だった。それがまだのこっているのか、ときどき溶けてしまうものがある。
ピーマンの木になっているものはグリーンから、赤にかわって落ちる。肥料栽培のものはどれくらいのパーセンティジで色が変わるか、溶けるのか。
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ひつじで茶園の雑草管理
今年茶園にひつじを放し飼いにしました。雑草、特に牧草が多くて、それをひつじに食べさせるという考えです。 羊の餌代と除草の人件費を合わせて軽減できるということで、10年くらい前に実験的にやりましたが、アメリカの有機栽培(USDAオーガニック)では放し飼いはできないということで諦めて...
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雑草は簡単にいうといらない植物。目的につくために障害になるもの。じゃまなもの。雑草はなければ、仕事も楽になる。 でももっと広い意味でみれば、雑草という考えも”Right place, right time”でもっと自分のために働くものになる。雑草とか、草とか、何でも生えている...
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